卒業検定に合格したら、自動的に運転免許がもらえるわけではありません。
前にも書きましたが、実はもうひとつ大事な試験があるのです。
卒業検定に合格すると、指定自動車教習所を卒業したことになって、卒業証明書をもらえます。
そしてその卒業証明書を自分の住民登録の所在地を管轄する運転免許試験場に持参することで、運転免許試験場での技能試験が免除されるのです。
しかし、ここで免除されるのが技能試験であることに注意。
つまり学科試験は免除されないのです。
運転免許証を取得するためには、運転免許試験場で学科試験に合格しなければなりません。
つまり自動車学校での学科の勉強が最後になってきいてくるのです。
この試験に通らなければ、運転免許はもらえません。
また卒業証明書の有効期限は1年間です。
つまりせっかく卒業証明書をもらっても、1年間、ほったらかしにしておくと、もう一度、自動車学校に通うか、運転免許試験場で技能試験を受けなければならなくなります。
たいていの方は、早く車を運転したいでしょうから、すぐに運転免許試験場に行くでしょうが、なかには海外に行く用事があって、なかなか行けずじまいで時間が経ってしまったという人もいます。
それに運転の技能も学科もあまりにも長い時間が空くと、忘れてしまうことも少なくありません。
できるだけ早く運転免許試験場に行くのが得策です。
最後の学科試験は、自動車学校で習った学科のことを思い返せば、それほど難しくはありません。
しかし、正確な知識が必要とされる問題が多いので油断は禁物です。
学科の教科書を何度か見直して試験に臨みましょう。
自動車学校の学科の教科書は日頃の運転時にも役に立ちます。
車の車検証などと一緒に保管しておくと、交通ルールに迷った時などにとても便利です。
長い間、車を運転していても、交通ルールについて、ふだん経験しないことは忘れてしまいがち。
そんな時にも教科書があれば大丈夫です。
運転免許を取ってからが、学科教習も技能教習も役に立つようになるのです。
そして事故の無い安全運転を心掛けて楽しいカーライフを楽しみましょう。
卒業検定に合格したら