自動車学校のカリキュラムは、どこの自動車学校に行っても同じです。
自動車学校によって学科に割り当てられる時間が違ったり、実技の時間が違うというような事はありません。
また検定の合否を決めるポイントもどこの自動車学校でも同じです。
もちろん検定に通らなければ、それだけ多くの時間、技能や学科の教習を受けなければなりません。
例えば、MT普通免許を取得する場合、原付や小特の免許しか持っていない、あるいはまったく免許を持っていないという場合には、技能は34時限、学科は26時限の講習を受けなければなりません。
ATなら技能が31時限、学科は同じく26時限になります。
ここでMTとATとは何?と思う方もいらっしゃるでしょう。
MTとはミッションのついた車及びオートマチックの車を運転できる免許、ATとはオートマチックの車のみ運転できるという免許です。
ミッション車とはクラッチによってエンジンのギアを変えるタイプの車で、足元にアクセル、ブレーキ、クラッチの3つのペダルが並んでおり、ブレーキとアクセルは右足で、クラッチは左足で操作します。
オートマチックとは、クラッチが自動で稼働するタイプのミッションを搭載した車で、足元のペダルは、ブレーキとアクセルしかなく、基本的に右足しか使いません。
現在では、一部のスポーツ車や工事現場などの特殊な場所で使う車以外には、ほとんどの場合、オートマチック車が用意されています。
日本やアメリカでは、ほとんどの普通車がオートマチック車で逢う場合が多く、比較的、マニュアル車が多いヨーロッパでも、近年はオートマチック車が増えているようです。
中国やインドなどの新興国でも、最初からオートマチック車が販売されています。
このような状況と教習費用が少し安価にすむことから、最近、免許を取得する人ではオートマチック専用のAT免許を取得する人が多いようです。
講習のスケジュールは自動車学校によって違いますから、そのことも自動車学校の選択のポイントの一つになるでしょう。
土日だけ教習を受けながら卒業できるコースを備えているところもあります。
いろいろな学び方