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卒業検定に向けて

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修了検定を受けて技能も学科も合格すれば、いよいよ仮免許を交付されて路上運転です。

運転免許はもう目の前です。

しかし、路上研修にでるということは、一般のドライバーと一緒に走るということです。

これまでのように、周りはみんな初心者で場内をゆっくりと走っているわけではありません。

制限速度ぎりぎりで走っている車もあれば、ずいぶんゆっくりと走っている車もあります。

ドライバーも老若男女様々で、みんな等しくハンドルを握っています。

こうした状況を理解するためにも、最初の時限は路上運転に当たっての注意と路上運転前の準備をきちんと習います。

そうした路上教習の心構えをつくるのです。

一般の路上でとても大事なことの一つは周りの車と合わせた、すなわち交通の流れに合わせた走行を行うことです。

車同士が一定の速さで流れるように走っている時は事故も起こりにくいものです。

その逆に1台だけが、極端にゆっくりなスピードで走ると、安全にはまったく逆効果です。

かえって後続車のドライバーがイライラして重大な事故にもつながりかねません。

つまり交通の流れに合わせた走行が何よりも大事なのです。

このことを路上教習で学びます。

さらに適切な通行位置や進路変更の仕方。

特に往復何車線もあるような道路ではなかなか進路変更ができないかもしれませんが、教官の適切な指導によってすぐにできるようになるでしょう。

また路上教習に出ると、周りには歩行者もいます。

横断歩道を渡る高齢者から通学中の小さな子供もいるかもしれません。

こうした歩行者やあるいは自転車に乗った人などを保護することも重要です。

歩行者が車に気付いている場合には、1メーター以上、横の間隔をあける、もし気づいていなかったら1.5メーターといったようなことは、教習所だからこそ教えてくれるといえるでしょう。

そんな技能を学びます。

さらに方向変換や縦列駐車も大事です。

縦列駐車が苦手という方も多いようですが、教習所できちんと練習しておけば、あとで困ることもありません。

またわざと急ブレーキを踏むような訓練もあります。

一度は思い切りブレーキを踏んでおかないと、とっさの時にブレーキを踏みこむことができないからです。

そして見極めが終わったらいよいよ卒業検定です。

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