段階があるの?
学科教習は第一段階と第二段階に分かれています。
第一段階では、運転することの無い方でもしっていなければならない、いわば交通ルールについての常識的なことを勉強します。
講義を受ける内容の多くのことを既に知っていることも多いでしょうから、少し物足りなく感じるかもしれません。
それでも馬鹿にするのは禁物です。
第一段階で勉強する学科教習の内容は、知っていなければ即命に関わることも多いのです。
例えば、信号の規則や踏切の渡り方など、折に触れて、両親や学校に教えてもらえるような内容と思うかもしれませんが、それだけに間違って理解していると、取り返しのつかないことにもなりかねません。
学科教習の第一段階の一番初めに運転者の心得を習います。
運転者はどのように運転に臨むべきなのか、どのような心身状態でなければ運転すべきでないのか、いちいち自分に問い返さなくてもそれが自然に身についていなければ、本当は車を運転してはならないのです。
次に信号を必ず守ることについて習います。
日本人は信号を良く守る民族だといわれます。
誰も来ない交差点で信号を守るのは日本人だけだといわれることもありますが、しかしそうした順法精神が、世界的に見ても非常に安全な社会を作ってきたことに疑いはないでしょう。
そして標識や標示についても習います。
標識や標示は意外にたくさんあります。
自分が日常的に暮らしている範囲にある標識や表示については全部知っていても、ドライブで出かけた遠くにある標識は知らないということでは困ってしまいます。
これらのこと以外にも第一段階で多くを学びます。
第二段階になると、より応用的なことを学びます。
自動車の保守管理や応急救護、交通事故に対したときの心得、高速道路での運転など、より実際に運転した場合に遭遇することを細かに学ぶといっても良いでしょう。
学科教習では細かなことを正確に覚えなければなりません。
検定問題には、複雑な問題も出ます。
ひとつひとつの講義をしっかりと聴いて、正確に覚えておくようにしましょう。
思わぬところでおきたトラブルにも学科の知識をきちんと持っていれば、必ず役に立つことが多いのです。
当サイトに掲載されている店舗情報、営業時間、などは、記事執筆時の情報です。最新情報はオフィシャルサイトにて確認していただければと思います。